子への接し方

概要
子どもへの接し方に悩んでいる時の相談をおこなっています。
子どもへの対応がわからない、子どものことを心配してしまうなど、子育ての仕方に行き詰まりを感じている時にご依頼ください。

生の感情のぶつかり合い
「子育てはこうしたら良い」というものはありません。でも世の中には子育てノウハウみたいなものが氾濫しています。そうしたものに引きずられてたまたま上手くいく場合もあるでしょうが、うまくいかないことの方がほとんどです。子育てとは、人間のなまの感情となまの感情がぶつかり合うものです。情報誌に書いてあるような生易しいものではありません。そうであるからこそ、人間は育っていくのです。

ご不満
子育てを誰も助けてくれない辛さや不満がありましたら、語りにいらしてください。


子育て連鎖

親自身の育ちを知る
自分が育てられたように子どもを育ててしまうのが人間というものです。なぜならそれしか自分が知らないからです。また部分的には、自分が育てられた仕方とまったく逆のことをすることもみられます。そして、心のなかに未処理の問題が残っていると、それが子どもに対して出てきてしまうことが見られます。それゆえ、「子どものための子育て」ではなく、「親自身を成長させるための子育て」になっている場合があります。

子どもに対する嫉妬
親自身が非常に苦労をしてきたり、厳しい躾(しつけ)のもとで育ってくると、子どもに対して嫉妬が起こる場合があります。子どもが自由にしていることや楽しんでいることに対して否定や嫌味を言ってしまったりします。たとえば、「自分はそんな楽しく過ごしてこなかった」とか、「そんな甘えてなかった」などと、子どもに対して厳しく当たってしまったりします。


親教育

子育てをする親自身を知り、理解する
幼児期、思春期、大学生、社会人など、子どもの成長に合わせて様々な悩みが出てくると思います。そのとき親御さんが、ご自身のことをとても考えさせられると思いますが、そのご自身の悩みを考えていくことが子どものことを考えることにつながります。つまり親御さん自身が心の奥にどんな悩みを抱えていて、それがどのように子育てに出てしまっているかを洞察していくことが大切です。

見守る・支える
親が子どもにしてあげられる最も重要なことは「見守ること」、そして「支えること」です。もちろん、教えてあげるということも大切ですが、教えてばかりいると子どもは自分の能力を発揮する機会を失ってしまいます。