ドメスティック・バイオレンス(DV)

概要
ドメスティック・バイオレンス(DV/身体的暴力、精神的暴力・支配)の相談をおこなっています。
暴力をふるわれていたり、怒鳴られるなどの精神的緊張を強いられていたり、何時間も説教をされたり、自由やお金や人間関係を制限されるなど支配されていたり、圧力をかけられていたりして苦しめられている場合には、即座にご連絡ください。

後遺症
DV後遺症に苦しんでおられましたら、ご相談ください。


種類

暴力・支配の種類
◇ 身体的暴力(小突く、殴る、蹴る、殴るふりをする、包丁を突きつける、物を投げる)
◇ 精神的暴力(脅す、侮辱する、誹謗中傷する、無視する、自尊感情を傷つける)
◇ 経済的支配(生活費を入れない、あるいは制限する、経済的自由を奪う)
◇ 社会的暴力(行動や交友の監視・外で働くことを妨害する)
◇ 性的暴力(性交渉の強要、暴力的性交渉、避妊に非協力)
◇ 信条的支配(父の歪んだ考え方や、偏った生活習慣を強要する)


解決における障害

概要
DVを解決するに際し、その解決への障害が生じることがあります。それは、暴力をふるう相手とは別れる、関係を解消するという判断・選択をし、その行動をとれない場合です。
たとえば、「この関係がなくなったら私は孤立になり、生きてゆけない。頼れるのがこの人しかいない」という場合。「別れたりしたら相手がかわいそうだし、私がいなくなったら困るだろう。だから私が我慢をすればいい」という場合。「暴力を受けていても好きな気持ちは変わらない。一緒にいたい、別れたくない」という場合です。
また、別れた後でも「あの人だけはいつも私のことを思っていてくれた」と言って、再び元の関係に戻ってしまうこともあります。


メカニズムと人格

暴力依存
DVをする人は、自分で抱えるべき精神的心理的な問題を「暴力」や「攻撃」や「支配」や「威圧」という行動(形)でしか表わせなくなっています。言い換えれば、「行動の病」「行動化の症状」と言ってもいいでしょう。困った問題への対処を「暴力」という処理方法で済ませるように育ってきた(育てられてきた)ということです。
DVをする人は誰かを攻撃しなければ自分自身の心を安定させることができないため、自分を安心させるのに暴力という方法に依存してしまっているのです。

人格傾向
DVをする人の傾向として、人前では愛想がよく、義理人情に厚くとても優しいために他人からは評判が良い。しかしながら家庭の中に入ると、わがままをし放題で、感情の抑制が効かずにすぐに暴発する。愛情不足・教育不足で育った人が多く、劣等感コンプレックスを抱えているために、過剰な嫉妬、束縛、見栄、見下しがみられます。