発達障害(アスペルガー・自閉症)/ADHD

状態の説明
発達障害の相談をおこなっています。
発達障害といわれるものは、知覚神経の発達の偏りとも言えますし、認知機能(能力)の偏りとも言えます。
近年、様々なことがわかってきてはいますが、まだまだ奥の深い「人の状態」でして、はっきりと「こういう状態である」とは言い切れません。わからないことや不安なこと、また困っていることがありましたらご相談ください。

 ◇ 自閉症スペクトラム
 ◇ アスペルガー症候群
 ◇ ADHD(注意欠陥衝動性障害)/ADD(注意障害)
 ◇ LD(学習障害)


知覚傾向・行動傾向・症状

傾向
 ◇ 視覚的情報から判断を下しやすい
 ◇ 想像力が乏しい
 ◇ 関心・興味・知識が狭いところに強く向かう
 ◇ 予定外のことが起きると怖れや混乱が生じる
 ◇ 習慣やルール以外のことに苦しんでいる
 ◇ (「〜してはダメ」といった)否定をされてもその意味を理解しづらい
 ◇ 同時思考や同時動作をすることが難しい
 ◇ 見る・聞くといった感覚を同時に働かせることが難しい
 ◇ 苦痛であった記憶を消すことができず、今起きているように思い出される
   (フラッシュバック)
 ◇ 知覚過敏・感覚過敏(大勢の人のざわめきの音・体に触られること)

症状
 ◇ 気分障害(うつ病、双極性障害)
 ◇ 解離
 ◇ 頭痛、頭の違和感
 ◇ 体温調節が難しい
 ◇ 体調の変化・変調に気づきにくい


事例

たとえば
 ◇ 空気を読めない
 ◇ 相手の言った言葉の裏を読めない
 ◇ 相手の話していることを理解するのが難しい
 ◇ 相手が嫌がっていることがわからず、しつこくなってしまう
 ◇ 言わなくていいことを言ってしまい人から嫌われる
 ◇ 世間の状況や流れに合わせることが難しい
 ◇ 暗黙の了解がわからない、常識がわからない
 ◇ 相手の立場や気持ちを察することが難しい
 ◇ 相手の冗談を理解することが難しく、真に受けてしまう
 ◇ 相手の発言をその言葉通りに受け取ってしまい、幅広い意味で解釈できない
 ◇ 過去の出来事でいまだに怒りがわいてくる
 ◇ 建前と本音を使い分けることが難しい
 ◇ 嘘がつけない、裏表がない
 ◇ 苦手意識が強い
 ◇ 相手のために尽くし続けていることがある
 ◇ こだわりが強く融通がきかない。臨機応変に対応できない
 ◇ パニックになる
 ◇ 言われたことを覚えていられない
 ◇ 謙虚である
 ◇ 助けを求められないでいる
 ◇ 自分をわかってくれる人、理解できる人を求めている


後天的な発達の問題

概要
発達障害だと言われている人の中には、後天的な心理機能の発達・精神発達の問題を抱えている人もおられます。また人格の問題を抱えている人もおられます。
先天的な発達障害ではなくて、育ってきた過程で何らかの問題が生じていて、発達障害のような様を呈している場合があります。
相手の気持ちをくんで行動することができないだけでなく、自分のことばかり話してしまう、こだわりが強すぎる、融通がきかない、怒りの感情が容易に出てしまうといった状態です。