幻聴(幻声)

概要
幻聴(幻声)とは自分のことを言っている他人の声が聞こえたり、自分に語りかけるような声がするものです。

声の種類
自分に何かを強制する声
自分を批判する声
自分のことを言いふらす声
自分に何かを教えてくれる声


幻聴の本質

認知
幻聴とは、本人のなかに存在している「自分の感情、思考、感覚」が内側からではなく、外側から来るように感じられるために、他人が自分に向けて言っていると認知されるものです。ですから、本人にとっては現実に外から声が聞こえるのです。これを「内言語の外在化」と言います。

生じる時
幻聴が頻繁に聞こえるときは、人目をすごく気にして神経を擦り減らしていたり、人に気をつかって疲弊している時が多くみられます。


対人恐怖

人に対する認知
幻聴が聞こえる場合、他者に対する「恐怖」が存在します。
他者は何をしでかすかわからないという恐怖感覚が強められていて、他者という存在が自分をおびやかす存在に感じられ、他者を怖れることになります。