感受性

概要
「感受性が強い」というのは“何か”を感じる力が鋭く、人の顔色や態度や機嫌で何かを察したり、相手の気持ちがわかってしまう、あるいは、相手の本音や矛盾がわかってしまうというものです。これは「勘の鋭さ」とも同じような部分があります。
また感受性があまりにも高いと、普通の人が感じるよりも多くの情報を感じとってしまうために、他人が感じないものを感じとれてしまったり、他人が理解できないものが理解できてしまう、見えないものが見えてしまうこともあります。


理解を深めるために

対人過敏性
感受性が高いと相手の気持ちや状態を鋭く読めてしまうために、相手にすごく気を使うようになります。それで非常に疲れてしまったり、すごくストレスを抱えることになります。また、他人や自分の容姿や顔立ちが非常に気になったり、体裁や恥に関してとても気をつかうようになります。そのため、生きづらさを感じる人も中にはいます。

影響を受けやすい
感受性が高くなっている状態のときは、周りからの影響を強く受けることになります。たとえば、親から言われたことを根にもっていたり、世の中の悲惨なニュースで自分の感情がかき乱されたり、振り回されたりします。怒りの感情が湧き上がってきたり、暗い気持ちになってしまいがちで情緒不安定になりがりです。

身体反応
気をつかい過ぎたり周りの影響を受けすぎると、身体の具合が悪くなったり症状が出たりすることがあります。たとえば食べ物が喉を通らない、胃腸の具合が悪い、胃酸が逆流する、あるいは頭痛やめまい、乗り物などに乗れないなどが起こる場合があります。