子どもの教育方針・勉強

概要
子どもへの教育方針・勉強の相談をおこなっています。
親御さんの子どもに対する教育の仕方や、子どもの成長・将来にとっての勉強とは何かということを知りたい場合にご依頼ください。

感化と操作
巷(ちまた)では「親御さん向けに」子どもの教育の情報が氾濫しているために、それに踊らされたり、振り回されて混乱している親御さんたちの姿がよくみられます。たとえば、「こういう教育をして一流大学に入れた、一流企業に就職させた」とか、「○○の習い事をさせたら素晴らしい業績を成し遂げた、成功した」などといったものです。
このように親が世間から感化され、それで子どもを操作するという姿がよくみられます。
また、世間がこういう流れだからということで、自分自身もそれに従わざるをえないという葛藤もよくみられます。


子どもの心

親のために努力
子どもはたいへん多感であり、自分のために勉強をしながらも、相手のために勉強を頑張ろうなどと色々なことを考えています。たとえば、親を喜ばせようとか、塾の先生を喜ばせたいとか、自分が通っている塾の名を有名にしてあげたいとか、ものすごい努力をしています。


人格の形成不全

厳しい習い事
子どもの気持ちに反して、習い事をあまりにも厳しく押しつけると、子どもの人格は歪んでいってしまいます。そしてその後、子どもが成長してから見られる傾向は、精神不安定、人間関係の不安定さ、思考の偏り、人格の未熟さなどです。


学歴偏重の傾向を考える

学歴・社歴
子どもが偏差値の高い学校に入学したり、有名な企業に入社したとしたら、親としたら鼻が高いでしょう。自慢したくなりますし、親自身が誇らしげになります。学校の教員や塾の教員も同じで、いい顔ができますし、勤務評定が上がるわけでしょう。一方で、そのために子どもが親の期待に応えようと死に物狂いの努力をしているとしたら、子どもは何のために生きているのでしょうか。これを考えなければなりません。

正しさの基準
子どもに対する教育というのは、親自身が良かれと思ってやっているものです。決して、良くないことをしているなどとは微塵も思っていないはずです。こうした教育をしてあげることが頭もよくなるし、立派な人間に成長すると考えてやっているはずです。
しかし、その考え自体がおかしいとしたら? あるいはズレているとしたら?
私たちは「自分が正しい」と考えていることを子どもにやってあげたくなるわけですが、その考え自体が間違っているのであれば、当然、子どもはそれに気づき、反発をします。だからこそ学校へ行かなくなったり、塾へ行かなくなったりするわけです。親御さん自身が自分の考えを見直せるかどうかが、これが鍵になります。