インターネット依存症

概要
インターネットへ依存症とはパソコンやスマートフォン、タブレットなどでインターネットを介してウェブサイトの閲覧、SNSや掲示板、投稿欄、ゲームサイト、映像サイトなどにどっぷりのめり込み、それらをしていないと不安になったり、情緒が不安定になったりするなどの中毒状態を指します。
人によっては病的な退行、精神的な発達成長の問題がみられたりします。

問題
 ◇ ネットに書かれていることを頼りにしすぎる。信用しすぎる
 ◇ 思考が偏ったり歪められたり、情報に振り回される
 ◇ 画面に没頭し、現実の他人への気づかいや配慮ができない状態になる

SNS依存症
他人が何をしているか気になって仕方がない、あるいは不安になって見てしまう
「いいね」を押さないと気が済まず、一日に何百回と押す


無自覚症状

概要
ネットへの没頭は自分自身がネットをやり過ぎていると感じていることは稀です。言葉では「やりすぎている」とは言いますが、それを本当に理解しているわけではありません。そのため健康を害しているという認識が生まれにくいのが特徴です。そして気づいた時には精神的症状や心身症状が出ていたということになります。


依存を止めるために

中毒性
インターネットには中毒性があります。インターネットには次々に新しい情報が発信され、気を引く魅力的なコンテンツがとめどなく提供されてきます。そのような状況下では多くの人間はその欲に逆らうことができません。それゆえ、自らの意志の力で制御することが非常に難しいのです。ですから、きちんと専門家に相談し、心理療法や心理カウンセリングを受けることが大切です。

発達障害との関連
依存症は、発達障害、ADHDとの関連もあります。


夫婦の相談

概要
夫あるいは妻がインターネットばかり見ていて、家庭を顧みない、家事や子育てを手伝わないといった場合の相談をおこなっています。まずはお一人で相談に来られても結構ですし、お二人で夫婦カウンセリングを受けられるのもいいと思います。